アラフォー子持ちの私が会社員からフリーランスになった手順

キャリア

誰でも働いていれば、「会社を辞めたい」「人間関係がつらい」「フリーランスで働きたい」と思うことはあるもの。しかし実際、会社を辞めるにはそれなりのリスクがつきものです。

若い頃は勢いで辞めてしまうこともあるかもしれませんが、歳をとり、結婚、出産などで家族が増えると、「子供の教育費用が…」「老後の費用が…」「次の仕事が見つからなかったら?」「転職活動をする時間や気力がない…」など様々な問題が出てきて、なかなか踏み切れないもの。

しかし、そのまま今の環境で我慢することで、身体や心に無理をしいてしまったり、本当にやりたかった事ができなかったり。

後々、「ああ、あの時に会社を辞めておけばよかった…」と後悔をしてしまうかもしれません。

私は昨年、約20年の会社員生活を辞めてフリーランスになりました。

決断するまでは、とても悩みました。

しかし、一つ一つの不安を順を追って解決することで、最終的にフリーランスとしてやっていく覚悟を決めることができました。

今回は私「memo」がサラリーマンから一転、フリーランスになるために在職中に何を準備をしたかをお話しします!

フリーランスになる前に行った下準備

FP(ファイナンシャルプランナー)に相談してみた

私の家は旦那と私の給料がほぼ同じ多忙で家計はザル、という状態だったので、「今は何もしないでも勝手にお金がたまっていくけど、収入が約半分になってしまった場合、はたして生活や貯金ができるのか?」「支出は減らせるのか?」「子供がもう一人生まれたら教育費用は間に合うのか?」「老後資金は出せるのか?」という金銭的な不安が最も大きかったです。

そこで、ファイナンシャルプランナーの方に我が家の家計をチェックして頂くことにしました。

我が家の収入(夫・私)、支出(住居代、食費、交際費、保険、通信費など項目ごとに)、負債(住宅ローン残高)、現在の貯蓄、退職金の有無、家族構成/年齢などをざっくりとお伝えして、以下について判断していただきました。

・私が正社員をやめても我が家の家計や老後費用は成り立つか

・現在子供が一人だが、子供が二人になったらどうか

結果としては以下のアドバイスを受けました。

・奥さんは仕事を続けることが必要。私が仕事がゼロになったら我が家は赤字。

⇒やはり旦那の収入だけでは、我が家では子1人でもやっていけませんでした…専業主婦でもやっていけるご家庭が羨ましいです。

・奥さんが仕事を続けるのであれば子供二人でも教育費は捻出できる

・正社員が難しいのであれば派遣社員などで時短勤務にする

この時点ではフリーランスになるという相談はしておらず、会社を辞めて仕事がゼロになってもやっていけるかという内容だったのですが、我が家では妻が仕事を完全に辞めることは難しいが、正社員でなく派遣でも生活はやっていけるということがまずわかりました。パートでもOKとは言われませんでしたので、月収20万前後とイメージし、それを維持できるのであれば正社員の仕事でなくても構わない、ということがわかりました。

「働き続けなければ生活できないと言われたのに収入が保証できないフリーランスになるのは無謀では?」と思う方もいらっしゃるかと思うのですが、そのあたりの判断は匙加減ですね(笑)まだフリーランスになって1年しかたっていませんので、実際この判断が良かったのか悪かったのかわかりませんが…

いまのところは順調です!

この時点では、私は「家族での生活を維持するためには正社員であり続けなければいけないのか」というところが悩みでしたので、この囚われていた思考ら解放されることがまずフリーランスへの歩みだしの1歩になりました。

これが会社を辞める約1年前の話です。

キャリアカウンセラーに相談してみた

正社員として働かなくてよいが、完全に仕事を辞めることはできないというファイナンシャルプランナーのアドバイスのもと、私はその後もしばらくどうしようか迷いながら同じ会社で働き続けていましたが、半年後に待望の二人目妊娠⇒流産という悲しい出来事が起こりました。

流産後も仕事を続けていましたが、相変わらず売上プレッシャーのかかる上司と職場にストレスMAXで不眠気味でした。

流産を経験したこと、年齢を考えると妊娠できるリミットが迫っていることから、仕事の負荷を減らして高度不妊治療を本格的に考えるようになりました。

また、個人的にもかねてから地域のために継続してやっていきたいと思っていた小さな事業があり(それ自体は殆ど儲からないですが)、それも自分の使命としてスタートするのに、今はまさにちょうどよい時にきていると感じました。

そして、小1の壁で娘も精神的に不安定になっており(これはまた別途お話しますか、ここでついに「会社を辞めようか」と真剣に考えるようになりました。

当時考えていたプランは3つあり、

①地元で今より働きやすく余裕のある正社員の職を探す

②都内で今より気楽に働ける派遣の仕事を探す

③フリーランスになる

私は、儲からない事業を「儲からないから」という理由で辞めたくない、ライフワークとして細く長くずっと続けていきたいと思っていました。

なので、3つの選択肢の中では、安定させる①、②のプランがやはり良いかと考えていました。

次に、この3つのプランについて第3者からのアドバイスをもらいたく、今度はキャリアアドバイザーに相談をしてみることにしました。

相談するならどんな人がいいだろう?と吟味してカウンセラーを探し、相談にのっていただいたキャリアカウンセラーの宮内 利亮様は、とても情熱的で、事前にしっかり私のレジュメや相談内容を読み込んで、とても丁寧な面談をしてくださいました。

そして、私に「なぜあなたは派遣をしようと思うのですか」「それが本当に●●さんのやりたいことなのですか」と問いかけ、私の特性分析を踏まえながら「あなたはフリーランスになったほうがいいですよ」ということをズバリおっしゃっていただけたのです。

私はこの面談でアドバイスいただけた内容がとてもうれしくて、ああ、やっぱり私はフリーランスになりたかったのだなと、改めて感じました。だったらやっぱり自分は自分のやりたい方向に進めるよう、頑張ってみようじゃないかと、自分のやりたかった方向に一歩進むための背中を押していただいた日になりました。

これが会社を辞める約半年前のことです。

宮内様はその後もご依頼が増え、いまでは面談待ちのできる人気キャリアカウンセラーになっています!私は早いうちにご相談ができてラッキーでした!

副業と自己分析を改めてやってみた

キャリアカウンセラーのアドバイスにより、私はフリーランスになるために具体的に動き出しました。

その少し前からためしに副業の仕事をしてみようと思い、メニューを考えましたが、いまいちしっくりきていませんでした

そこで宮内様がおすすめしてくれたこちらの書籍を読んで、自分の強みを改めて考え直してみました。

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド | 八木 仁平 |本 | 通販 | Amazon
Amazonで八木仁平の世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド。アマゾンならポイント還元本が多数。八木仁平作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッドもアマゾン配送商品なら通常配送無料...

正直40にもなって就職活動する学生が読むような本を読まないと自己分析もできない自分が恥ずかしかったですが、この本をこっそりAmazonで買って読んでみて、目からウロコ!というか、これまで積んできたキャリアについて、自分でも自分の強みや好きなことをきちんと分析できていなかったことが改めてわかり、遅ればせながら読んでよかったと思わせる本でした。社会経験を積みかさねていく段階でこそ、定期的な自己分析というのは必要なのだなと思いました。

そこから改めて自分の何を売り込み、伸ばしていけばいいのか自分と向き合いなおしてみたのです。

そして、会社を退職。フリーランスの道へ

最初に受注いただいたのはSNS運用の依頼でしたが、その後リピートはいただけず、自分としても何かが違うと思いました。あまり自己分析ができていなかったのだと思います。

本を読んで自己分析を改めて行った後は、専門分野のセールスライティングチェックのメニューを作成し、お仕事を頂くことができました。

最初は恐る恐る1500円(笑)で販売していましたが、少しずつ価格を上げていき(本当に500円ずつあげていきましたw)5000円以上でお仕事がいただけるようになりました。仕事が立て続けにくる中で「これはいける」という感覚が自分の中で芽生えました。

そしてライティングチェックの仕事を依頼いただいていたお客様からリピートで「ライティング」「企画」「構成」などの仕事を受けさせていただくことができるようになり、1万円、5万円とお仕事の単価が徐々に上がってきました。波はあるものの、高単価案件がとれるようになると、開始半年ほどでいい時は月10万近く稼げるようになってきていました。

そこで「このまま売り上げがキープできれば、たとえ仕事がなくなってもパートや派遣を組み合わせてすればいいのだから会社員を辞めても大丈夫」ということと「不妊治療は早く進めなければ」という思い「副業収入が年間20万円を超えると確定申告しなければ」という焦りもあり、ついに会社を退職し、フリーランスとして働き始めるにいたったのです。

最後は多少見切り発車ではありましたが、プロのアドバイザー様のアドバイスをもとに自分の中で考え、腹落ちしたことで自然と覚悟ができましたし、家族の説得も容易でした。

具体的に使ったサービスとメリットは?

ここまでの課程において、私は上記の手順をすべて「ココナラ」を使って解決しました。

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3NNG1U+56CPWA+2PEO+O5K0H

ココナラを使うメリットとして以下がありました。

仕事や育児で時間をとるのが難しい時でも依頼がしやすい

24時間いつでも相談できるのは、仕事と育児で時間の取れない時に非常にありがたかったです。直接足を運ぶ面談やビデオ会議の時間を取るのサービスは調整がなかなか難しいですが、チャットベースの相談なら夜寝る前にベットに入りながらでも、仕事の昼休みでもスマホでポチポチ相談が可能です。今も年金国保や確定申告などでわからないことなども、社労士様に相談していますが、主にテキストベースで行っています。キャリアコンサルトさんのコンサルはビデオ面談でしたが、それも自宅で夜に対応いただけたのでありがたかったです。

忌憚のないアドバイスを頂ける

家計アドバイスや転職アドバイスについては、「保険の〇〇プラザ」や、「仕事エージェントの××」などの無料相談窓口はありますが、どうしても「保険を売るため」「仕事を斡旋するため」という先方の事情があるため、本音の意見は聞けないのではと思いました

また、家計の問題で細かいところまでとなると、なかなか家族や友人でも相談しにくかったりしますし、仕事の悩みや適性を相談しても、家族や友人ならではのバイアスや感情が入ってしまうこともあると思います。

営業トークでない、忖度ない客観的な意見を、お金を払ってでも聞きたい(でもそのお金はなるべく安いほうがいい)という時に、数千円からプロに相談できるココナラは私にとってちょうどいいお悩み相談窓口でした!

自分がフリーランスで仕事を受ける時の参考になる

在職中からココナラなどのクラウドサービスを使って仕事をしようと考え、会員登録してほかの出品者が登録しているサービスをチェックはしていましたが、実際に使ってみることで、出品者のやりとりの仕方やサービス、価格のつけ方などが参考になり、自分が出品をして仕事を獲得した時のイメージをより具体的に描くことができるようになりました。

(まとめ)会社員からフリーランスになりたい!と思ったら、まずココナラに登録してみよう

ココナラの登録はシンプルです。購入者と出品者の登録が分かれていないので、まず会員登録をすれば、購入も出品もできるようになります。

出品される方は本人確認NDA(=秘密保持契約。言葉にすると難しそうですが、要は依頼者の秘密を守るということを約束してチェックを入れるだけなので作業自体はすぐにできます)をされた方が依頼の確率は上がりますが、まず購入するだけであればそれらは後からでもできます。

ココナラの無料登録はこちらから

衝動的に会社を辞めたくなった時、フリーランスになってもやっていけるのかどうか不安になった時には、まずプロに相談をし、ご自身のキャリアの強みを生かしたメニューを作成して、お仕事の依頼が来るのかをお試ししてみてはいかがでしょうか。



タイトルとURLをコピーしました